2年間続けていた米国公認会計士の資格勉強ですが、諦めて撤退することにしました。今回はそんな私が始める前に知りたかったことをご紹介します。
FAR合格後、BEC・AUD・REGを何度も受けるがすべて不合格。
撤退を決めました。
スケジュール管理が大事
どの試験にも共通していると思いますが、米国公認会計士ではその制度上、スケジュール管理がより大切だと思います。米国公認会計士の試験は、受験科目も受験日も自分で決めることが出来ます。
ただ、1科目合格してから、その合格には失効期限があります。なので、その期限までに他の3科目を合格する必要があります。全科目ストレート合格なら、そこまで期限は気にならないかもしれません。しかし、私のように連続不合格になってくると、失効期限が迫るとかなり焦ります。
合格発表まで日にちが長かったり、希望の試験会場日程が空いていない場合もあります。なのでスケジュールはタイトめに考えていた方がよかったなぁと思います。
私は1科目目合格後、のんびりしてしまい反省。
1科目目合格は、ただのスタートラインでした。
試験費用が高額
これは不合格が続くとかなりキツイです…。
州やタイミングによって違うそうですが、たしか試験を受けるための学歴評価に2万円ほどかかりました。そして1回の試験に$254.8+手数料$90です。140円レート換算だと5万円近くします。
私はFAR2回・BEC3回・AUD3回の合計8回受験しています(受かったのはFARのみ)ので、40万円。これに加えて予備校代もかかります。
不合格のたびに「お金がもったいない…」という気持ちになり、余計に焦ります。ただ「不合格だとお金ももったいないから、万全の準備ができてから受験する!」という風にしてしまうと、いつまでたっても受験準備は整わないだろうと思うと、塩梅が難しいところです。
難易度が高い!全然受からない…
ネット上では、「米国公認会計士は日本の公認会計士試験より合格しやすい…」というような趣旨の意見も見かけますが、「米国公認会計士も難しい!!全然合格できないです…」と声を大にして言いたいです。
難しいと感じる点は2つあります。
- 英語読解スピードがないと、試験時間に問題を捌くことが難しいこと
- 範囲が広く、論点が身につくまで時間がかかること。
私は特に英語力がないので、問題文を読むのにもかなり時間がかかってしまいました。4時間の試験ですが、いつも時間が足りなくなっていました。
撤退の決め手は?
- 不合格の連続で疲れてしまったこと
- そこまで費用をかけて米国公認会計士の資格が欲しい理由が見つからなかったこと
この2つが主な撤退の理由です。詳しくは以下をご参考いただければと思います。
まとめ
米国公認会計士を始める前に知りたかったことは「スケジュール管理が大事」「試験費用が高額」「難易度が高い」という3つでした。チャレンジしたことが無意味だとは思いませんが、残念ながら私は撤退という道を選びました。
これから米国公認会計士の勉強を始めようか悩んでいる方の、ご参考になれば嬉しいです。
コメント